LINE公式アカウントが突然凍結したら?その原因や特徴、対処方法を紹介

LINE公式アカウントが、ある日突然凍結してしまったといったトラブルに巻き込まれたことはありませんか。これは原因を問わず、公式アカウントおよび一般ユーザーアカウントでも珍しくない現象です。

LINE公式アカウントは、通常のアカウントに比べて取り締まりが厳しくなってきています。万が一、LINE公式アカウントが凍結されてしまうと顧客リストなどを中心に必要な情報データを失ってしまうリスクが非常に高いです。

この記事では、公式LINEアカウントの凍結をテーマにしながら、その原因や特徴、対処方法、そうならないための予防策について解説していきます。LINE公式をスムーズに使い続けるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

・LINE公式アカウントを凍結された場合の対処方法を知りたい
・LINE公式アカウントを凍結されない対策方法や予防策を知りたい
こんな方におすすめの記事です!

目次

LINE公式アカウントが突然凍結し、削除されることがある

旧LINE@の頃でも、詐欺アカウントや誇大広告めいた投稿などがが削除の対象とされてきました。LINE公式アカウントになって以降、取り締まりはより厳しくなってきた印象を受けます。

今ではLINEの活用は、顧客アプローチなどにも役立つツールとして成立してきました。そんなLINE公式アカウントは、ある日突然凍結されてしまうことがあるのです。もし、LINE公式アカウントが凍結してしまった場合、対応策はあるのでしょうか?

アカウントを復活させる方法はあるのか

もし、LINE公式アカウントが停止され凍結したら、その後どうなるだろう、いつまで続くのだろうといった不安に陥るはずです。実は、凍結されたLINE公式アカウントについては、復旧や解除方法がありません。

しかも、電話やメールでお知らせや説明もなく、突然アカウントが使用できなくなってしまいます。凍結解除の申請などの対応もできないという厳しい状態になってしまうのです。

そのため、利用停止になった場合は、新たにアカウントを作り直すしか方法はありません。

アカウントと停止はいつまで続くのだろうか

一度停止となったLINE公式アカウントは、復活させることができません。そのため、停止期間なども当初から設けられてはいないのです。仮に、サポートセンターへ問い合わせても、即座に対応してくれることもないでしょう。

削除・停止された理由も教えてはくれないので、普段からLINEの扱いには注意を払っていく必要があります。

「垢BAN」とは異なる?

よく「垢BAN(あかばん)」と呼ばれる表記を目にすることはありませんか。もし、この垢BANという言葉を目にした場合は、アカウント停止のことだと理解する程度でよいでしょう。

BANとは「禁止する」という意味があり、垢とは「アカウント」のことを指す隠語です。そのことから、不正行為などを犯した人に対して、アカウントを一時停止や剥奪することを意味します。

垢BANの由来については、いつ、誰が言い出したのかは全く謎とされていて、ネット内で自然と派生して定着したものです。

LINE公式アカウントの凍結した際に見られる特徴

LINE公式アカウントの凍結は、ある日突然警告もなしにおこなわれてしまうリスクがあります。もし、アカウントが凍結した場合には、ある一定の症状や影響が出てしまう可能性があります。

アカウント凍結の可能性に関わらず、継続した業務が行えるように、事前にその対応策を練っておくことをおすすめします。ここでは、LINE公式アカウントの凍結時に起こりうる影響や特徴について解説していきます。

アカウントの復活が不可能になる

前述しましたが、LINE公式アカウントが凍結したら、そのアカウントは永久的に復活ができなくなります。登録してあるLINE ID・パスワードでのログインはできなくなり、問い合わせにも応じてくれません。

しかも、ある日突然アカウントが開かなくなるので、今までのファイルやトークの履歴などの閲覧もできなくなってしまいます。友だちとのやりとり、顧客との情報資産などに影響が出てしまうので、少なくとも、これらの重要な情報については、アカウントが凍結する可能性に関わらず、バックアップを取るなどの対策を練っておく必要があります。

履歴やアルバムが全て削除されてしまう

LINE公式アカウントを凍結されてしまった場合、友だちとのトーク履歴・アルバムの写真は全て削除されます。アクセスができないだけではなく、今までの全データがなかったこととして処理されてしまう恐れがあるのです。

できるだけ、必要性の高い写真や記事の内容は、他の媒体などに移行できて共有させるような措置をしたほうがよいでしょう。

同じ携帯番号でのLINEアカウント再作成ができなくなる

LINE公式アカウントが凍結されてしまうと、同じ携帯番号で同じアカウントを作り直せないリスクも考えられます。LINE公式アカウントの場合は、他のSNSとは違って1つの携帯番号に1つのアカウントのみが適応される仕組みです。

そのため、再びサービス利用を希望する場合は、今までと違った真新しいアカウントを作り直して利用するしか方法はありません。また、最悪の場合は携帯番号の変更の手続きが必要になるケースもあります。

LINE公式アカウントが凍結してしまう原因

アカウントが凍結されてしまうと、顧客やフォロワーとコミュニケーションができなくなってしまうため、ビジネスにおいて大きな損失となります。一般的にアカウントの利用停止には、利用規約の違反や、不正行為を疑う場合などに実施されている傾向あり、具体的な要因について解説していきます。

セキュリティ上のリスク

LINE公式アカウントの凍結の理由としては、セキュリティ上でのリスクが考えられます。主に、アカウントの乗っ取りをされている状態です。

セキュリティが脆弱だった場合などに、第三者によってアカウントが不正利用されている可能性があります。もしそうなると、第三者は不正行為を目的としているため、LINE側がアカウントを凍結させてしまうといった流れです。

セキュリティの脆弱は、パスワードが安易に推測される単純な並びであることも含めて、対策が不十分な場合がほとんどです。

不正行為

LINEを通じて不正行為(利用規約に違反)に関与するような場合は、アカウント停止の原因になります。
主な不正行為として考えられるのは、以下の2つのような内容です。

  • 詐欺行為
  • 違法コンテンツの提供

これらの行為は、利用規約の停止だけでなく犯罪として刑事罰の対象となる可能性もあるため、十分に注意する必要があります。特に、違法コンテンツの提供では、著作権侵害などの法的に問題があるコンテンツを公開するような場合で、画像・動画・音楽などの著作物を知らずに配信していた場合などでもあり得るため、十分に注意が必要となります。

未認証アカウントの利用

LINE公式アカウントでは、「認証済みアカウント」と「未認証アカウント」の2種類があります。

認証済みアカウントとは、審査通過したアカウントで信頼度も高く評価されるのが特徴です。一方で、未認証アカウントは、誰でも使用できるアカウントを指します。一定基準を満たしていないため、特定の制限が課され不適切な行為が発覚すると凍結される原因と見なされてしまいます。

アカウントの認証状況は、企業としての信頼性にも繋がるため、なるべく認証アカウントへと申請する対応をしたほうがおすすめです。

規約違反しやすいジャンル

公式での利用規約に明記されてはいませんが、規約に違反しやすいジャンルがあります。利用停止にされやすいサービス・業種と誤解されてしまう場合があるため、以下説明するジャンルを取り扱う際には、利用規約に抵触しないか十分に確認することが必要です。

  • アダルト全般
  • 出会い系
  • 医療および医薬品
  • ネットビジネス
  • ギャンブル
  • マルチ商法やMLM

本来なら全く無関係だとしても、肌の露出が多い場合や際どい表現が目立つと利用規約違反と判断される可能性もあるので注意が必要となります。

LINE友だちからの通報

LINE公式アカウントが凍結されやすい原因として、友だちによって通報される場合があります。
いたずらや嫌がらせによって通報を行うユーザーも多いため、一定期間に大量の通報があった場合などに凍結される可能性があります。

また、アカウント名やプロフィール画像を従来のものから大幅に変更した際や不必要にメッセージを送る行為などもユーザーからすると不快に感じる行為になり通報されてしまうリスクが高まります。

公式LINEアカウントが凍結をした場合の対処方法

基本的な対処方法は、とにかく凍結されそうな原因に触れない配慮をしながらLINE配信をしていく心がけが大切です。さらに、公式LINEを運用していくにあたって、万が一の際には、以下の内容の順に押さえておくようにしましょう。

新しくアカウントを作り直す

最も堅実な対策は、新しいアカウントを作り直すことです。当然、ログインのパスワードなども新しく作り、今まで築いてきたLINE上の内容はすべて削除されてしまいますので、注意が必要です。

認証済みアカウントへアップグレードさせる

新しいアカウントを作ったら、認証済みアカウントへの申請を試みてみましょう。LINE公式アカウント開設したての状態では、未認証アカウントのままですが、認証済みアカウントにすることで再度アカウントを凍結するリスクを低減することができます。

ただし、審査が必要となりますので、以下の基準を参考にしてください。

認証ずみアカウントへの審査基準
  • LINEユーザーの不利益につながる可能性がないか
  • 法令における規制の有無と規制内容に抵触するものでないか
  • 利用規約第18条「禁止行為」各号に該当するおそれがないか
  • 当社が独自に定める審査基準を満たすか否か
  • 当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか

引用:LINE公式アカウントの審査とは|認証済アカウント申請時の注意点

これらの内容にしたがって通過すれば承認可能性が高まりますので、ぜひ参考にしてみてください。

LINE以外に顧客リストを作成しておく

LINE公式アカウントを通常凍結されることは少ないですが、万が一アカウントが凍結された時のため、顧客リストなどはLINEとは別に作成しておくことがおすすめです。

LINE公式アカウントとは別な媒体として、メールマガジンやFacebookなどです。LINE公式への登録と同時にこれらへも誘導しておくことで、万が一LINE公式アカウントが凍結されても顧客リストを失わずに済みます。

APIツールを試してみる

確実なエビデンスについては、正式な好評はありませんが、LINE ヤフー株式会社が提供するAPIツールを使用したメッセージ配信を行うことで、アカウント凍結を防げたという事例がいくつか報告されています。

APIツールには、Integrate.io、MuleSoft、IBM API Connectなど多くの種類があり、LINE公式アカウントが提供するAPIにも「Messaging API」というものがあります。

明確な情報では、今のところなく成功する保証はありませんが、一応の対策として考慮しておく価値は高いです。

公式LINEアカウントを凍結させない予防策

LINE公式アカウント凍結に遭わないためにも、普段から実践できるコツについて紹介します。

前述してきたように、アカウント凍結は理由もなくおこなわれるのが現状です。必ずしも凍結を防止させることは約束できませんが、リスク回避としては効果が期待できるので参考にしてください。

利用規約とガイドラインを確認する

最善策として考えられるのは、利用規約の遵守をすることです。

LINE公式へのメッセージの配信をする前に、LINE公式の利用規約をよく確認し不適切なコンテンツとして誤解を招くような配信を行わないように心がけましょう。

LINEの公式アカウントガイドラインには、コンテンツの作成に対する注意書きがされていて、アカウント運用についてや投稿内容の具体的な指針も記載されています。

これらを一度に把握することは難しいかもしれませんが、なるべく時間をかけて確認しておくことがおすすめです。

普段からLINE公式での配信内容に注意を払う

LINE公式アカウントになって以降、タイムライン投稿は通常のメッセージと違って審査対象となり厳しく取り締まっています。

今までに凍結された配信内容のケースとしては、物販・アフィリエイト・投資などの稼ぐ系・アダルトの疑いが強い表現などです。

これらのジャンルとは無関係だとしても、できる限り関連したキーワードなどは使用せずに、自然なポリシーに従って投稿することが大切です。

LINE公式以外のツールを使用する

公式LINEアカウントはアカウントの乗っ取りなどリスクが多いため、ビジネスなどを含めた重要連絡をする場合は、セキュリティ対策が取られたビジネス用チャットツールなどの他のツールへ誘導する方法がおすすめです。

LINE公式は、お知らせや通知用として利用し詳しい内容は別のツールやサイトに誘導するようにすれば、アカウント凍結の可能性を低くすることができます。

LINE公式自体が長文の配信は不向きになります。詳しく伝えたい内容があるのなら、ブログやフェイスブック、動画などの他の媒体に誘導して読んでもらう習慣にしたほうが読者にも伝わりやすいです。

まとめ|

いかがでしたでしょうか?
この記事では、LINE公式アカウントの凍結をテーマにしながら、その原因や特徴、対処方法、そうならないための予防策について紹介してきました。

LINE公式は利用規約が厳しく設定され、予告なしでアカウント凍結をする恐れがあります。
一度凍結されたアカウント自体は元に戻せませんので、再度アカウントを取り直し構築し直すしか方法はありません。

普段からLINE公式での配信内容に注意を払うことも重要ですが、万が一のために他のプラットフォームを利用し、重要なデータやファイルは避難させておくこともおすすめです。

この記事でご紹介したポイントに注意して、アカウントが凍結されないようにLINE公式を運営してみてください。

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